香りを表現する香水接客の基礎に触れた実体験〜新人だった頃の私🔰〜

香水接客のベーシックトレーニング

BVLGARIフレグランスが私の香水接客の始まりです😌

今も大切にしているベーシックな要素がたくさんあるので、少しでも参考になりましたら幸いです🌹

香りを比較して表現すること

AQVA pour homme MARINEがローンチされた時に社内トレーニングで「オリジナルのAQVA pour hommeと新作の香りの違いをどのように紹介しますか?」と各々で考える課題がありました。

もちろん資料に記載された香料も参考にします😌

しかし最も重要なポイントは香りのインスピレーションが何か?を知り、そこから何が伝えられるか?のヒントを得ることです。

他にも、香りからイメージする“色”を思い描き、その“色”から連想できるワードを準備します

さらに、男性像やシチュエーション、シーンなどをイメージします。

服装や男性のキャラクター、ライフスタイル、職業や年齢層。

イメージビジュアルの写真なども有効的に使いながら想像できることは全て課題の資料に書き出します。

例えば───

《AQVA pour homme》

BVLGARI=イタリアの地中海の“深海”からインスパイア。

太陽の恵をいっぱいに浴びたマンダリンやプチグレン、地中海特有の植物ポシドニアの香りに誘われ紺碧の海へと飛び込めば、爽快でアクティブな印象から次第に深海へ。

その神秘性かつ内なるエネルギーが湧き上がるような魅力にいつの間にか心が奪われている。

イメージする色はグリーン、深いグリーン。快活さもありながら神秘性も感じさせる色。

男性像は、様々な方と対面する職業でその中でも任されたポジションがある方。夕刻以降はプライベートも充実していてオンタイムにもオフタイムにも大人の魅力を感じる。

《AQVA pour homme MARINE》

“浅瀬”の煌めきや透明感を感じるAQVA pour homme MARINE。

オリジナルのAQVA pour hommeが神秘的な男性の魅力を引き出す香りなら、MARINEは地中海の浅瀬のような透明感や軽やかさ、爽やかで心地よい潮風、優しく穏やかな地中海の水面に煌めく太陽の光を感じるナチュラルな爽快感を感じる香り。

イメージする色はブルー。淡く透明感のあるブルー。

周りとの親和性が高く好感度が高い、清潔感を感じられる爽快さ。マスキュリンな印象よりもナチュラルで穏やかな男性像をイメージする。

ほのかに潮風を感じるくらいのさりげない清涼感や、波打ち際で足を海に入れた瞬間の心地良さを覚える香り。

若々しく都会的でありながらいつも自然体でいる男性像。

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香りが手元に無くともイメージは掴んでいただけたでしょうか😌

私自身が今でも香水接客で大切にしている「香水のイメージや背景、ストーリーを伝えること」

その重要性はこのBVLGARI AQVAの2つの香りの違いを比較し表現(アウトプット)することから大きな学びを得ました。

イメージや背景、ストーリーを伝えなければどうなるか?

よくある説明的な接客法では、

『柑橘やハーブの爽快な香りです。フレッシュな香りです。』

『ポシドニアという地中海特有の植物と、オリジナルのAQVA pour hommeにはマンダリンやプチグレン、ミネラルアンバーの香りです。』

『新作のAQVA pour homme MARINEには同じくポシドニアと、ネロリ、ローズマリーフラワーの香りです。』

これを聞いて「あっ!ポシドニアの香りなんですね!」と理解できるお客様はどれ程いらっしゃるでしょうか🤔

当時まだまだ香水接客初心者だった私はお客様に近い感覚を持っていました。

「ネロリってどんな香り?ローズマリーのお花って香りがあるの?🤔」

「ポシドニアやミネラルアンバーってどんな香り?🤔」

1つ1つの香料を詳しく説明していくことに自信が無かったのです😥

それでも、それぞれの魅力を伝えることで比較できれば!と言語化する為に“イメージを膨らませること”にフォーカスし、その課題に取り組みました😌

学びを得たトレーニングからさらに実接客で得ること

実際に接客をする際はより一層自分の言葉=“生きた言葉で”アウトプットしなければいけません。

頭の中で“深海”や“深いグリーン”、男性像などを思い描きながらお話する。

そしてそれぞれ2つの香りを実際にお客様に比較していただく。

「あっ!なるほど✨️だからこんなに優しい香りなんですね☺️

「こちらの香りは男性らしさが強いから、新作の方がさりげなく使えそう☺️

お客様へも香りの特徴が伝わりやすく、解釈していただきやすい😌と実感しました。

私たちの接客で求められるのは、“一方的にただ事実(香料)を述べる事”では無いと新人の頃にオフィストレーニングや実体験から学びました😌

1つの香水を1つの絵画やアート作品に触れていただくように、生まれた背景やストーリー、創り手の想いを伝え、それぞれの良さを感じていただいた上でお客様のライフスタイルに沿った提案をする。またはお好みに沿った提案をする、今お手持ちに無いタイプの香りを新調していただく提案をすることが私たちの役割であり責務です😌

ムエットで試せば誰もが分かるような「爽やかさの違い」や、違った香料が用いられている“事実”を伝えるだけではなく、

なぜそれが違うのか?🤔

今一度そのブランドの背景や大切にしているポリシー、ブランドの歴史を辿り、それを踏まえて香りを伝えることで、「目に見えない“香り”」が「まるで香りが景色を見ているかのように違いが伝わる」と確信しています😌

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