香水接客の“基礎”とは?🤔💬
香水を接客する者として、OJTを任された者として、“基礎”についてよく考えます😌
香料について詳しくなる事でしょうか??🤔
たくさんの香水を知っている事でしょうか??🤔
それらも必要ですが、もっと大切なことがあると考えます💭
新たに香水接客に携わろうとされる方々にぜひこのマインドセットをしていただきたいのです。
- ブランドまたはメゾンの歴史や背景を体現できるように😌
- 調香師の想いやこだわり、表現する世界観に自ら触れて体現できるように😌
香水接客において”基礎”であり、難しいところであり、また奥が深く楽しいところですね😊
そして自分の言葉一つで伝えること🍀
常にブラッシュアップが必要です✨
ただ知識を頭に入れるだけではいつまでも「ありきたり」「響かない」「プロフェッショナルになれない」ただ販売するだけの”販売員”止まりです💦
『なぜこの香水が生まれたのか?🤔💬』
『なぜこの香水が生まれたのか??』そんな事を考えたことはありますか?😊
背景やメッセージを持つものと思いそれぞれの香りに向き合い、探究していきましょう。
大きなテーマやブランドの背景、何を伝えたくてこの香りが生まれたのか?が見えてくるはず😊
そして探究するうちに湧きあがるように自分の言葉が出てくるのです😊
「旅」がテーマのブランドならば調香師は必ず一貫して「旅」をテーマにし、「愛・夢・美」をテーマのブランドならばそのDNAを香りに宿らせているはず。
プロとしての接客とは?😶💭
目の前にお客様がいらっしゃったら「この香りには厳選された最高級の天然香料のローズが・・・」と即座に“説明”に入る方をよくお見かけます。
悪い事ではありませんが、「私どもの製品は香料にこだわっているんです!」と香料のことだけ伝えてなぜか離れるスタッフや、酷い場合は「購入するの?しないの?」とクロージングへ持っていこうとする方まで😞
女優がオーディションでまだ演じてもいないのに「私はすごいんですよ!!」と押しつけられているように感じとってしまいます😅💦
しかし残念ながら香水カウンター巡りをしていて圧倒的に多い接客スタイルかも知れません。
ムエットを手にし開口一番「これにはピンクペッパーとマンダリンとローズと・・・(※一例です)」と香料を羅列するだけの接客。それがプロフェッショナルと言えるでしょうか・・・😰
香料をお伝えするのなら「なぜこの香りにこの香料が選ばれたのか?/使われているのか?」を“裏付け”として伝えましょう😊
例えば上記の例なら・・・😌💭
『明るく瑞々しく弾けるような笑顔を持つ女性、お花のような心地よさや包容力を感じる。すれ違う瞬間に心が奪われるような香りです🌸私どものメゾンでは“美しさ”と“輝き”を大切にしているので、美しさにはっとさせるような輝く女性を思わせる香りなんです😊』
と、先に香りのメッセージとブランド背景をお伝えします😊
その後に
ピンクペッパーが明るさと聡明さを、マンダリンは瑞々しくも穏やかな印象を、そして鮮やかな花びらが幾重にも重なり咲き誇るローズは年齢を重ねるたびに美しさを増す女性をイメージさせます😊
と、補足するように軽く香料について触れましょう。
美術館で素晴らしい絵画を見たときにあなたは「この絵の具はどこのメーカーの何色を使っているですか?」と尋ねるでしょうか🤔💭 まず全体から何を感じとり、何が作者を掻き立て創作しようと思ったのか、その背景やメッセージがあるのではないかと想い馳せないでしょうか😌
お客様へ香水のメッセージを届けられるのは私たちから🪄
お客様を前にした時、香料以外にどのようなお話をされますか?
ブランドやメゾンの歴史や背景を踏まえてお話できていますでしょうか😌
調香師や指揮をとる方の”想い”が分かるようなら、それも必ず伝えましょう。
なぜならあなたは香りのメッセンジャーであり、アンバサダーなのです。
あなたが伝えなければ、どれほど素晴らしい香りも、その存在意義が何も伝わりません😔
目に見えないものを伝える必要性🌹
よく、このような例を出します
もしあなたが一流のレストランへ足を運んだ時にこのような対応をされたら、どちらに“特別感”を覚えますか?💭
- 自分が来店している事にすら気付いてくれないレセプション。料理も無言でただずらりと並べられ、料理に合う飲み物を訊ねても「私は料理を運ぶだけなので💦」と言い訳をされる。
- お待ちしておりましたとスムーズに席に案内してくれるレセプション。店のこだわり・シェフのこだわり・食材のこだわり・お勧めの食べ方まで伝えてくれる。お食事の内容、お客様の好みを汲んだ上で飲み物を提案してくれる。
好きなスタイル・苦手なスタイル、人それぞれかも知れません。
しかし、形がないものだから何も伝えない・何も伝えなくて良いという訳ではありません😌
お皿の上の料理一つ一つ、そのお皿にも、そして店舗の空間、料理を手がける方々にも想いが込められていることは「伝えてこそ」お客様へ特別な意味を持つものとして捉えられるのではないでしょうか✨️
香水も製品となり私たちスタッフが手にするまでにたくさんの方々が携わっているのです。
香水はオートメーションで創られるものではなく、「人が想いを馳せ、人が調香し、人が伝えるもの」
お客様へ、後輩や新人のスタッフへと伝える立場にいる私たちはそれを深く心に刻み、”香水”という完成されたものを言葉ひとつで継承していく大切なミッションがあるのです。
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